出雲は我が国発祥の地といわれるところ、なんでも元祖がたくさんある
久しぶりにほとんどが経営者というグループに入れてもらったので、業種を超えた視点での意見交換が楽しく、多いに刺激を受けてきた
新製品では、島崎電気の我電創水機「クリッパー」が目を引いた
http://www.shimazaki-em.com/pc/
洗剤を使わず洗浄・除菌ができる”機能水(還元漂白、酸化漂白)を創る”装置で、一般の洗濯機につなぐだけでOKというのも便利、使用するだけで洗濯槽もきれいになってしまうのでわかりやすい。
洗剤は使わないから人にも環境に優しいのはわかるが、塩をつかって水を分解するのでコストが10分の1以下になるというが経営に優しい。
訪問した施設ではにおいもなく、何より、スタッフの手荒れがなくなったというのがとても評価されていた。
こういう技術が、地方にはまだまだ眠っていて東京など大手が牛耳るところでは日の目を浴びずにいるのだと思う。
都市と地方、大企業と中小企業が対立構造にならないようにしたいものだ。
そのためには、世界に目を向ける必要があるのだと思う。小さな国の中で争っている場合ではないだろう。

島根県はとなりの鳥取県とともに中国・ロシアへのセールスに熱心と聞いた。
日本海をはさんだ地の利を活かし、アジアマーケットに進出していく逞しさが伝わってきて、とてもよかった。
東大から地方自治の経験を積み、2000年から松江市長となった松浦さん。
福祉のまちづくりにも熱心で、松江バリアフリーツアーセンターが自慢だ。
日本一住みやすいまちを目指しているという。
大震災から8か月、ようやく盛岡に来れた。
NPO法人日本トラベルヘルパー協会が、岩手県北観光の職員にトラベルヘルパーのスキルを得てもらい、岩手の雇用創出を行うという福祉医療機構の基金助成事業だ。

打ち合わせ前に県庁を訪問し、現況を話してもらったが福島原発の風評被害は東北一円に及んでいるというのが驚きだった。
北海道から津軽海峡を渡ったら被曝する、福島は通るだけで被曝するという理由で、岩手県への修学旅行がキャンセルされているという。
20代のころは、ずっと修学旅行の添乗でお世話になった地方だけに心が痛んだ。

世界遺産のある内陸部はもちろん、宮古から北はもう大丈夫。
春はもちろんだが、紅葉の今も美しさは変わらないので、ぜひ、岩手にも足を運んでほしいと思った。
もう冬が来ている。三次補正予算での事業が、早く執行されるようにお願いしたい。